そよそよ そうよ
◆独り言、雑感/◆歳時記と花鳥風月
―――春分。
落椿などと風流人は愛でてくださるそうだけど
なんてったって枝にあるうちが華
しっかり掴まって一日でも多く 咲きつづけなさいよ
通りかかり はげましているのは
このあたりの猫族の最長老
世話やきお節介やきのおトラ婆さま
冬じゅう散歩を怠けていて下半身が(アラ見ないでよ)
ぼってり重くなってしまったけれど
あたしだってね こうして自分の足で
温(ぬ)くとくなった土の上を
歩いて見回れるのが老の日の華
そよそよ そうよ
歩けるうちが華 歩けるうちが華
と春の風―――!
新川和江
さて、小春日和の午後に ・ ・ ・ 、
冬じゅう散歩(ジョギング)を怠けていて下半身が(アラ見ないでよ)
ぼってり重くなってしまったけれど、新川端を ひとっ走り(歩き)した。
温(ぬ)くとくなった土の上を歩いて見回れるのがオッサンの日の華。
―――春分の日。
本日は、祝日ですが通常通り営業致しております。
Bar le rentier