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いざなうもの

◆乱読観聴備忘録
暖かな大寒の夜に読んだ一冊。

 「いざなうもの(谷口ジロー著/小学館)」。

 あの「孤独のグルメ」を描いた谷口ジロー氏は昨年、2017年2月11日に
 亡くなられた。
 その谷口ジローさんの遺作である。

 帯には・・・、

 「生涯、ずっと描きつづけた。」と大書き、そして「2017年2月11日、この世を
 旅立った谷口ジロー。最期まで飽くなき挑戦をつづけた世界的作家が、渾身の
 力で描いた驚嘆の未発表絶筆『いざなうものその壱 花火(原作:内田百けん
 『冥途』)を含む珠玉の作品集、ついに刊行」。

 と記されている。

 「いざなうもの」、これはヨーロッパの人を真似て一コマ一コマをゆっくりと
 時間をかけて深く読みたい・・・、
 どことなく、眠る前のゆったりとした時間に読んだ、池波正太郎著



 「ル・パスタン Le passe-temps(文春文庫)」に雰囲気が似ている。
 「Le passe-temps」・・・、「過ぎ去りし日」とか「時は過ぎ去る」とか
 いう意味・・・、かな。

 どちらも豊麗、雅味溢れる作品だ。

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