けん山天目
◆乱読観聴備忘録
おと、おとわ殿、その

先ほどから雑に扱われておるが、それは城一つにも値するほどの茶碗っ!
へ?

わぁ―――っ!

―――天目形(てんもくなり)。
鎌倉時代に中国の浙江省にある天目山の禅院に学んだ僧侶たちが、帰国にあたって持ち
帰った黒釉のかかった喫茶用の碗を天目と呼んだのに始まるという。
後世この碗形のものを釉調にかかわりなく天目茶碗、天目形と呼び、また黒釉のかかった
ものを器形に関係なく天目,黒釉を天目釉などと呼んでいる。

「 けん山天目茶碗 」
龍潭寺所蔵、のぎ目が美しき織田信長公の遺品。