Bar Perch と桃源郷
◆乱読観聴備忘録/◆COCKTAIL/◆WHISKY
高原の夜の酒盛りは、高原の止まり木へと続く・・・、
Bar Perch バー・パーチ。
東京から清里へ移り住んで7年ほどのバーテンダー、久保田氏が切り盛りする。
5月とはいえ標高1200メートル、清里高原の夜は意外とまだ冷える。
年季の入ったマントルピースの薪がパチパチと爆(は)ぜる音に癒される。
さて、2011年山梨カクテルコンペティション最優秀賞受賞、「 桃源郷 」をいただいた。
―――Do Your best、and it must be first class
最善を尽くせ、しかも一流であれ。
とは、今年
生誕120年となった、開拓者ポール・ラッシュ先生の余りにも有名な言葉である。
食後のデザートカクテルにピッタリのカクテル・桃源郷は、ここ清里の人々に
残された開拓者精神にピッタリだ。
はじめに桃と桜の甘さを感じ、カクテルが喉を通り過ぎるとケンタッキー・バーボンの
エライジャ・クレイグ12年の焦げ臭ささが心地よく鼻に抜けていく。
―――イイ、カクテルだ、美味い。
「 桃源郷、パクってもいいですか? 」
「 どうぞっ!是非 」
というわけで「 カクテル・桃源郷 」を浜松に持ち帰った。
―――Do Your best、and it must be first class
最善を尽くせ、しかも一流であれ。
◆カクテル・桃源郷
エライジャ・クレイグ12年・・・・30㎖
フレッシュ・ライム・ジュース・・15㎖
モナン・ピーチ・F・ピューレ・M・・・10㎖
トックブランシュ桜・・・・・・・・5㎖
*シェークしてカクテルグラスへ注ぐ、マラスキーノチェリーを沈める。
2011年山梨カクテルコンペティション最優秀賞受賞、久保田勇氏作。