五郎兵衛浜道
◆独り言、雑感
近頃、めっきり体が重くなった。
そこで、梅雨入り前の晴々とした午後に走り(歩き)にいく。

昔から地元農家の年寄りたちが口々にする、浜へ出る農道のひとつに
「 五郎兵衛浜道(ごろうべいはまみち)」というのがある。
その五郎兵衛浜道の先には今や、工事中の防潮堤が鎮座している。

さて、走るともなく歩くともなくチンタラしていると「 クァ~、クァ~! 」と、
運動不足のおっさんをバカにするように2羽のカラスが頭上を舞う。

しかもカラスの奴ら、おっさんをからかうように離れない。
「 クァ~、クァ~! 」
ずぅ~っとついて来る。
「 クァ~、クァ~! 」
なんだか凄~く悔しい・・・、石ころを拾って投げつけた。
ところが、その石ころが全然カラスに届かない。
「 クァ~、クァ~! 」
浜風薫る松の樹上から、2羽のカラスにからかわれ寝ころんだ。
松かぜ松かぜ寝ころんで 山頭火