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酒の悦楽

◆独り言、雑感/◆BRANDY/◆CHAMPAGNE-WINE

―――葉隠れでは 

「武士道とは死ぬことと見つけたり」  

と説いているが酒道もまた究めようと思ったら肝炎で死ぬことを
恐れてはならない・・・、多分。

酒は拝んだり調べたりするよりも飲む。
ただ、ひたすら飲むことにこそ醍醐味がある。

というわけで、ある人の飲み方は身体にも
お財布にも、きわめてダメージが大きい。
料理屋に二人で行けば必ず2本のワインが空になる。
店と料理にもよるが大方はかなり良いものを飲んでいる。
ラトゥールの61年。
ラスカーズの45年。なんてのは何年かに一度の賭けだが



88年のブルゴーニュと83年のボルドーなら定番だ。
アペリティフのシャンパーニュとディジェスティフの
アルマニャックやマールなど何かしらは欠かせない。

しかしである。
どんなに素晴らしい逸品であろうと
つまらない人物と飲むと妙に不味くなる。
となれば、酒の美味しい飲み方の極意とは方法論に固執せず面白く
楽しい相手と飲むことに尽きる。


ただし不味いものは、最高の相手と飲んでも決して美味くはならない。



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BAR ル・ランティエ
18:30-24:30/日曜日定休・祝日営業