弾正星
◆乱読観聴備忘録
「古天明平蜘蛛か。信長にいうておけ。あんな下手物はもう流行らんと。
平蜘蛛だけやないで。猿釜とか筋釜とかの畸形、もう流行らんどころか、
垢抜けぬと笑われるのがおちやから手をだすなて」
「平蜘蛛の釜だけやないで、俺の白髪首も信長にはわたさん
悔しがるやろな、信長。俺を晒し首にできんのやから」
松永弾正久秀、ジジイはそう言い放って信貴山城で爆死した。
おもろかったで・・・、弾正星(花村萬月著・小学館)。
平蜘蛛だけやないで。猿釜とか筋釜とかの畸形、もう流行らんどころか、
垢抜けぬと笑われるのがおちやから手をだすなて」
「平蜘蛛の釜だけやないで、俺の白髪首も信長にはわたさん
悔しがるやろな、信長。俺を晒し首にできんのやから」
松永弾正久秀、ジジイはそう言い放って信貴山城で爆死した。
おもろかったで・・・、弾正星(花村萬月著・小学館)。