BLOG

◆歳時記と花鳥風月
 日本原産の古来より愛でられている藤。
 万葉集にも詠まれ、古くから日本人に親しまれてきている。


 
 ある園芸家さんが、 所有手入れされている庭の、樹齢40~50年の藤の花が満開なのだという。
 というわけで、お邪魔して花見と洒落こんできた。

 水が下がりやすい藤の花が花屋で切り花で売られることは珍しく、殆んどの
 場合鉢植えで売られる。
 切り花をもとめるには、茶道家や華道家向きの専門店での扱いになるらしい。



 さて、園芸家から分けていただいた藤と小手毬の花を活けてみた。




 藤は酒が大好き、うわばみ並みに・・・。
 花器を酒器にみたて、水と酒を満たすと藤は悦んで咲き乱れる。
 花を活ける器に少量の(猪口1,2坏の)酒を加えるのがよいという。

 幹ごと大壺に挿すような時は、ノコギリを引きながら常に酒を切口に
 注ぎ続ける。

 こうすると藤はご満悦・・・、
 ホント酒が好っきやな~。



 瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ
          畳の上に とどかざりけり       子規

CONTACT & RESERVATION

053-450-5882
BAR ル・ランティエ
18:30-24:30/日曜日定休・祝日営業